占いは当たるのか? タイで体験した結果と日本人占い師の実力を講評(前編)

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出勤前、朝の情報番組の多くが占いコーナーを設けているように、誰もが自分の運勢を知りたい願望を持っているのでしょう。ちょっとした占いから本格的なものまで、特に女性において、占いが大好きな方も多いのではないでしょうか。私は占いをほとんど信じないのですが、以前タイ人占い師に人生初めての占いをしてもらったことがあります。今回は、その時のお話と、これに引き続き、同じく日本人占い師に人生を占ってもらった、その結果を講評いたします。

人生の糸口がつかめない。そうだ!タイで占ってもらおう

「人生、漂えど沈まず」をモットーにしてはいるものの、ここ10年来、沈没、墜落、脱線し続けている私の人生。全く解決の糸口を見いだせぬまま、時間ばかりがコチコチと流れていく毎日。

さて、どうしたものか?

書店の占いコーナーにはズラッと関連書が並び、インターネットでも数多くの占い師が貴方の人生をズバリ当てます等と宣伝している。だが私は猜疑心の強い男であり、とても占いなぞ信用できなかった。

たとえば、一世を風靡した動物占いである。かつて職場の先輩女性が、こちらが聞いてもいないのに、

先輩女性

「私はねぇ、コアラ」

と自分がコアラタイプであることを嬉しそうに連呼していたので、「占いは子供だましであり、単なるお遊びに過ぎない」との考えが補強されてしまった。ところが、いざ自分の人生がピンチに陥ってくると、藁にもすがりたい気持ちになってしまうものである。

さて、どうしたものか?

日本の占い師は、申し訳ないが胡散臭さを感じていたので眼中になかったのだが、ある時、タイ人も占いが大好きと聞き、

タイの占いってどんなものなのか、試してみてはどうだろう

そう思いついたのである。日本人占い師ならば、こちらの「バックグラウンド情報と人を見て」占い内容を都合よく変えることが懸念されるが、外国人であるタイ人占い師ならば、余計なバイアスがかかることなく純粋に占ってもらえる確率が高いと考えたからだ。

次の訪タイのテーマは、人生初の占いをしてもらう事。多少の好奇心と高揚感とを覚えつつ、私はバンコクへと飛んだのである。

だが問題は、どのようにタイ人占い師を見つけ、どのようにタイ語で占いを受けるのか?

地元タイ人だけがお客であるような超ローカルな占い師を見つけること。その占い師はタイ語しかしゃべれないであろうから、さらにタイ語の通訳を見つけ出すこと。この2つの大きな難問を抱えたまま、バンコクへと降り立った。

タイ語の通訳を雇うまでのことでもないし、そもそも値段が高すぎるだろう。タイの知人に相談するのも恥ずかしくて頭を悩ませていたのだが、夜、スクンビット通りをほっつき歩いていた時のこと、安っぽいネオンサインを目にすると、またしても閃いた。

ウマい考えが浮かんだぞ

私は、ある日本人相手のカラオケ店に、ゲリラ的に入店することにした。

日本人カラオケ店のチーママに今回の目的を相談する

私の閃きはこうだ。日本人相手のカラオケ店ならば、必ず日本語が話せるスタッフがいる。しかも、女性スタッフがたくさんいるので、占い師に関する情報を持つ者がいる確率も高い。したがって、そこで相談してみようというものだ。

日本人カラオケ店スタッフ

「イラッサイマセー」

スクンビット通りの繁華街であっても、場末感漂う店構えとスタッフの出迎えはタイっぽさ全開であった。チーママがどの娘を指名しますかと訊いてきたので、顔や性格でなく「日本語が1番上手な娘にして頂戴」と希望すると、店のナンバー10くらいのホステス -ここでは仮にテンと呼ぶー が付くことになった。

私の他にお客さんはいなかった。チーママは、ここぞとばかりに私からレディースドリンクせしめようとした。うざうざしいが仕方ない、一杯恵んでやって今回の趣旨を切り出すと、

チーママ

「アナター、オモシロイ。自分ノ運命シリタイ」

「テン、占イ師トコ、シテル」

なんと指名したテンは、タイ人占い師の元へ何度か通ったことがあるというのだ。これは話が早くラッキーである。テンも事情を飲み込むと、翌日、プラカノンにある占い師の元へ連れて行ってくれ、そこで通訳もしてくれる手筈となった。私の閃きがズバリ的中し、気分上々である。こうなれば長居は無用だ。もう一杯ずつ酒を恵んでやり、明日の占いに備えるために退店した。

プラカノンで待ち合わせ、占い師の家へと向かう

翌日の午後2時という最も暑い時間帯にプラカノン駅でテンと待ち合わせた。徒歩で向かうのかと思いきや、テンはタクシーを呼び止めた。乗車したタクシーはどんどんソイを北上し、いくつか道を曲がった後に停車した。ここがどの辺りなのかは分からないが、絶対に日本人が来るはずのないようなローカル地帯であった。

予約の時間までは余裕が少しあったので、近くのお寺でお祈り。確か、牛がいたように記憶している。土に撒く肥料のニオイがプーンと漂っていた。さて、そろそろ時間だぞ、占い師の家へゴーだ。

占い師の家は、特に何の看板も掲げておらず、普通の民家であった。家の中には、タイの仏壇? 祭壇? が真ん中にあった。そして部屋の隅にテーブルが置かれ、ここで占いをするようだ。さぁ人生初めての占いである。ドキドキしながら占い師の登場を待った。

まもなくして50代半ばくらいの普通のお父さんが現れた。この占い師っぽくしてないところがイイじゃないか。翠玉だの多恋人(タレント)だの来夢来人(ライムライト)だのといった名を名乗ることもなく、特注の衣装を仰々しく着用する訳でもないお父さん占い師。タイ人の間でもクチコミで評判が広まったはずであり、これは本物かもと期待が持てた。

タイ人占い師

「あなたの生年月日はいつですかな?」

お父さん占い師が用いるのは、どうやら西洋占星術のようだ。淵の太い黒メガネをかけ、指をペロッと一舐めすると、星の配置などを手元の書物を用いて調べ始めた。

タイ人占い師

「ふむ」

お父さんの計算が済んだようだ。その時、厳かに一発目の占い結果が発表されようとしていた。私は思わず息をのんだ。

(つづく)

驚きの鑑定結果に場内騒然。続きは次回!

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