タイ・バンコクで偽パイロット詐欺師を発見したら1155番へ通報を

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タイ・バンコクで偽パイロット詐欺師を発見したら1155番へ通報を

私が寸借詐欺に関する事件の詳細を報じてから、早くも半年弱が経過した。このパイロットになりすました詐欺師は、検挙されるどころか、むしろ善良なる日本人旅行者の親切心に付け込んで次々と金を騙し取り、その被害額の累計も大金と言えるレベルにまで達したようである。

こうして記事を作成している間も、バンコクの街角で標的とする日本人を物色していることだろう。

日本人として、非常に腹立たしい限りである。

タイ警察当局には、一日も早く犯人を検挙してもらいたい。が、そのためには、我々の情報提供が有力な手掛かりとなるのである。

そこで今回は、この詐欺師を目撃したなど、タイ国内で犯罪に遭遇してしまった場合の通報方法をご紹介したい。

これまでの事件のおさらいと訂正

まずは捜査の結果判明した事実より、次のとおり訂正したい。

●犯人はアラブ系ではなく「インド系」だった

これまで詐欺師を「アラブ系」と仮称していたものを「インド系」と改める。我々日本人が中近東の人々を正確に区別することは難しいが、捜査により「インド系」であることが判明したのである。知人のインド系タイ人でさえも、「南アジア人かアラブ人に見える」と断定できなかったくらいだ。今はまだ「インド系」と仮称しておくが、犯人の本名と国籍は特定済みである。

次に、この詐欺師の手口と出没スポットを確認する。

●こんな手口で騙してくる

□キチンとした身なりでシンガポール航空のパイロットを騙り、通行中や買い物中の日本人旅行者を狙い、片言の日本語を交えて声掛けする。

「アナタ、日本人デスカ?」

□主なパターンとして、

「バンコクには初めて来たのだが、なぜかATMが使えない。手持ちの現金がなく、とても困っている。空港までのタクシー代、滞在費を貸してくれないか? 後日、あなたの口座に必ず振込返金する」

と甘言を弄して親切心に付け込み、現金を交付させる。

□ LINEやGmailを交換して安心させる。連絡がつくのは最初だけ。そのうち未読スルーで逃げ切りを図る。

□ シンガポール航空の偽造IDカードコックピット内の偽装写真など、各種詐欺用アイテムを活用。

●過去の出没スポットと時期はこれ

最後に、当方がこれまで得た犯人の出没スポット情報は、以下のとおり。

ゲートウェイ エカマイ(最寄駅エカマイ、2018年7月)

サイアム ディスカバリーセンター(最寄駅サイアム、同年9月)

スワンナプーム空港(最寄駅スワンナプーム、同年9月)

シェラトンホテル付近の歩道橋(最寄駅アソーク、同年11月)

アキラホテルのロビー(最寄駅トンロー、同年11月)

エムクオーティエ(最寄駅プロンポン、同年12月)

出没スポットは、BTSスカイトレインのスクンビット線、それもサイアムからエカマイまでの間に集中している。これはスクンビット地区に日本人旅行者を見つけやすいこと、犯人自身が投宿しているのがスクンビット地区であることがその理由なのではなかろうか。

私の読みでは、アラブ人街があるナナ駅周辺の安宿を詐欺のベースキャンプとしていると推理する。なお、犯人がスワンナプーム空港近くのホテルにも投宿していたことが判明しており、その時に空港で詐欺働きをしたのだと思われる。

いずれにしろ、今後もスクンビット地区が詐欺師遭遇のホットゾーンとなることは間違いないだろう。

「おいっ! 詐欺師」犯人を見かけたら「1155」へすぐ通報

あなたがバンコクを観光中、パイロットに化けたこの男の正体を知った上で声掛けされたとしたら、びっくりして心拍数も急上昇することだろう。が、そんな時でも落ち着いて、次の番号に電話して頂きたい。

タイ・ツーリストポリス 緊急電話番号 「1155」

日本でいう110番通報である。タイ語で1はヌン、5はハーだから、差し詰め「ヌン・ヌン・ハー・ハー番通報」といったところであろう。

「でも、タイ語を話せないワ」

という方でも安心されたい。ツーリストポリスには英語を話せる係官もいれば、また万能翻訳機も備えているとも聞くので、積極的に通報することができる(日本語を話せる係官がいることも)。

「でも、英語も話せないワ」

という方には、多少、日本語から英語への翻訳文作成の手間がかかるが、次の方法も利用することができる。

LINEで被害を通報。いざという時のため、予めツーリストポリスを友達追加しておきましょう。だけど……

タイ警察は、LINEを積極的に用いて犯罪捜査をしており、その効果も上がっていると聞く。なるほど無線だと途切れ途切れになりがちな通話でも、LINEなら瞬時に多くの警察官と情報共有できる訳である。

これは何もタイの警察官だけでなく、我々日本人旅行者も「被害の通報」という形でLINEの輪に加わることができるのだ。この情報を知人のタイ人から教えてもらった私は、早速ツーリストポリスを友達追加したのである。ダイレクトで言葉を交わす電話よりも、LINEは随分とハードルが低くなる。

▲タイ・ツーリストポリスのホーム画面

さらに、翻訳アプリを活用して日本語を英語(タイ語)へと変換し、メッセージを送信することも可能となるので、まったく外国語が苦手な日本人に対しても通報の門戸を開いてくれるツールである。

この便利な通報ツールであるLINE上において、タイのツーリストポリスを友達追加しておくことは、万一の備えとして有効であると言えるだろう。

「@1155TP」 でID検索

が、しかし!

本日現在、このIDを検索してみたところ、なんと検索不可となっていたのであった。理由は不明である。友達追加が可能となるまで定期的にチェックするしかないようだ。

また、これまでの経験上、LINEでメッセージを送っても、担当者からの返信が非常に遅くなる「南国モード」に突入している場合も少なくない。

したがって、LINEが使えない現状での緊急通報には、「1155」に電話するよりない。

犯人逮捕のため、情報の提供をお願い致します

これまで我々日本人は、このインド系詐欺師にいいように騙されてきた。それは、儲け話に乗せられたポーカー詐欺の類ではなく、困った時はお互い様という日本人の親切心に付け込んだ詐欺であり、悪質性は高い。

これ以上、このインド系詐欺師をのさばらせてはならないのである。

年末年始にはタイに旅行に行かれる方も多いはずである。もし街中でこの男を見かけたら、ためらうことなく1155へ通報して頂きたい。すでに手配はかかっているので、逮捕に向けて大きく動き出すはずだ。もちろん、当方への情報提供もお待ちしている。

ご協力をお願い致します。

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